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【コラム】東西で異なる「桜餅」

2019年4月3日
福岡・北九州の給食会社 株式会社MOSウイング

福岡・北九州の給食会社 株式会社MOSウイング

3月下旬から4月にかけて、ここ福岡でも桜の見ごろを迎えました。週末などに家族や友人同士、会社のイベントなどでお花見をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんなお花見のシーズンになると和菓子店などでよく見かけるのが、淡いピンク色が可愛らしい桜餅ですよね。古くからお花見スイーツの定番となっている桜餅ですが、関東風と関西風の2種類で分類されるのをご存知でしょうか。

関東の桜餅「長命寺」

主に関東で主流なのが、小麦粉を薄くのばして焼いたクレープ状の生地で餡をくるみ、外側を桜の葉の塩漬けで包んだ「長命寺(ちょうめいじ)」と呼ばれる桜餅です。

長命寺と呼ばれるようになった由来は江戸時代後期、現在の東京都隅田川沿いにある長命寺というお寺の門番・山本新六が桜の落ち葉を掃除しているときに「この葉を何かに使えないか」と考えました。
そこで桜の葉を塩漬けし、餅をくるんだものを門前で販売したところ、たちまち大評判になり「長命寺」という名前で広がっていったそうです。

現在では、お寺はなくなってしまったものの、このとき山本新六が構えた店舗「長命寺桜もち 山本や」は現在でも場所を変えず営業をされています。

関東風桜餅「長命寺」

関西の桜餅「道明寺」

一方、関西で主流なのが「道明寺(どうみょうじ)」と呼ばれる桜餅です。道明寺粉(水につけ置きしたもち米を蒸し、干して乾燥させた後、粗めに挽いたもの)で作ったまんじゅう状の餅に、塩漬けにした桜の葉をくるんだもので、つぶつぶとした食感が特徴です。

道明寺粉の由来については戦国時代までさかのぼります。当時、大阪の道明寺(尼寺)は武士の携帯食である「干飯(ほしい:【もち米を蒸して干した保存食】)」を作ることで有名でした。いつからか人々はこの干飯のことを寺の名前を取って道明寺と呼ぶようになり、道明寺粉で作られた桜餅もまた道明寺と呼ばれるようになったそうです。

関西風桜餅「道明寺」

桜餅の葉っぱは食べる? 食べない?

桜餅を食べるときに、葉っぱを食べるか食べないかは好みが分かれるところですが、全国和菓子協会は「桜餅の葉は食べない」ことを推奨しているそうです。その理由は、葉をつけるのは餅の乾燥を防ぎ香りをつけるためであり、葉を外した方がお餅本来の味を感じることが出来るからなんだそうですよ。