麗らかな春の陽気が続く頃となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
春といえばお花見、お花見といえば3色の花見団子ですよね。ピンク・白・緑の3色で、モチモチとほんのりと甘い花見団子、その3色(ピンク・白・緑)には、ちゃんと意味があることをご存知ですか?今回はそんな花見団子についてご紹介します。
花見団子はいつから食べられているの?
花見団子はいつから?
花見団子は、1598年(慶長3年)3月15日に豊臣秀吉が京都の醍醐寺で催したお花見、いわゆる「醍醐の花見」にてお茶菓子として来客に振舞ったのが始まりだそうです。
それまでのお花見では、飲食を伴うような宴ではなく、歌を詠んだり、舞や音楽を楽しむような貴族の遊びでした。「醍醐の花見」から現在のような、桜を愛でながらみんなで飲食するスタイルが定着していったようです。
花見団子がピンク・白・緑なのはなぜ?
ピンク・白・緑の意味
花見団子の3色(ピンク・白・緑)の意味には幾つかの説があります。1つは、ピンクで「春」を、白で「冬」を、緑で「夏」と『日本の四季』を表しているそうです。「秋」がない!?と思いましたよね。これには、「秋がない」に「商い(あきない)」や「(食べ)飽きない」というダジャレの意味が込められているようです。もう1つは、ピンクと白で「めでたい紅白」に、邪気を払うとされる「ヨモギの葉」の緑をあわせたという説です。
おわりに
1598年(慶長3年)から親しまれてきた花見団子、日本の四季を感じながら素朴な味わいに舌鼓を打ってみてはいかがでしょうか。