MOSウイングは福岡県北九州市の給食会社です。福祉施設、医療機関、社員食堂、幼稚園、工場などの給食の委託・請負はMOSウイングにおまかせください!

スタッフブログ

Staff Blog

【コラム】バレンタインデーとチョコレート

2016年2月6日
北九州の給食会社 株式会社MOSウイング

北九州の給食会社 株式会社MOSウイング

寒さも少しずつ落ち着いてきて、春を意識し始めるころですね。2月の行事やイベントといえば、2月3日の『節分』、2月4日の『立春』、2月11日の『建国記念の日』などがありますが、忘れてはならないのが、2月14日恋人たちの愛の誓いの日『バレンタインデー(Valentine’s Day)』です。2月に入りデパ地下やお菓子屋さんには、バレンタイン用のチョコレートがたくさん並んで見ているだけでもウキウキわくわくしますよね。

バレンタインデー
2月14日バレンタインデー

バレンタインといえば、女性から男性にチョコレートとともに気持ちを伝える日として定着していますが、そもそもいつ始まったのでしょうか? その起源についてご紹介したいと思います。

バレンタインデー(Valentine’s Day)とは?

269年にローマ帝国の迫害下で殉職した聖ウァレンティヌス(テルニのバレンタイン)に由来する記念日。※主に西方教会(西ヨーロッパに広がり成長したキリスト教諸教派(ローマ・カトリック教会、聖公会、プロテスタント、アナバプテストなど)の総称)の広がる地域において伝えられていた。

バレンタインデーの起源にはいくつかの説がありますが、そのなかでも一番有名なもとして、ローマ帝国発祥説があります。ローマ帝国時代のローマでは2月14日は女神・ユノ(すべての神の女王で、家庭と結婚の神)の祝日で、翌2月15日は、豊作を祈願する(清めの祭りでもある)ルペリカリア祭が始まる日でした。当時のローマでは、若い男女は別々の場所で生活していましたので、若い男女が知り合う機会がありませんでした。そんな若い男女にとってルペリカリア祭は特別なお祭りでした。祭りの前日、若い女性たちは紙に名前を書いて桶の中に入れます。祭り当日、若い男性たちは桶から1枚紙を引き、そこに書かれている名前の女性と祭りの間パートナーとして一緒に過ごすことが決められていました。多くのパートナーたちはそのまま恋に落ち、結婚したそうです。

世界各地のバレンタインデー
バレンタインデーの起源とは?

しかし、当時のローマ帝国皇帝、クラウディウス2世は兵士の士気が下がるという理由で、兵士の婚姻を禁止しました。キリスト教司祭だった「ウァレンティヌス」はこの禁令に背いて兵士とその恋人たちの結婚式を執り行いました。そのことが皇帝クラウディウス2世の耳に入り捕らえられ、ルペリカリア祭の前日、皮肉にも家庭と結婚の神とされる女神・ユノの祝日に処刑されました。それ以来キリスト教にとっても2月14日は祭日とされ恋人たちの日とされました。

世界各地のバレンタインデー

恋人たちの愛の誓いの日として世界各地でお祝いされています。西欧・米国では、男女問わず恋人や親しい人に花束やケーキ、カードなど様々な贈り物を贈ります。イギリスでは、カードに「From Your Valentine(あなたのバレンタインより)」や、「Be My Valentine(私の恋人になって)」と書くそうです。

「From Your Valentine」は、ウァレンティヌスが監獄に捕られていたとき、目が見えない看守の召使の娘が、監獄の彼を訪れては説教を聞いていたところ、あるとき娘の目が見えるようになった。この奇跡を信じた彼女の家族がキリスト教に転向した。処刑の前日に彼がこの娘に宛てた手紙に「あなたのバレンタインより」と署名されていた。

このように、世界各地のバレンタインデーは男女問わずに恋人や親しい人に気持ちを込めて贈り物をする日ですが、日本では『女性が男性に愛の告白に、チョコレートを贈る日』とされています。では、いつごろから日本独自のバレンタインデーが生まれたのでしょうか?

日本独自のバレンタインデー

日本では、戦前に来日した一部の外国人によって行われ、第二次世界大戦後まもなく、流通業界や製菓業界によって販売促進のために普及が試みられ、1958年ごろから流行し1970年代後半に定着しました。西欧・米国と違い「女性が男性に対して親愛の情を込めてチョコレートを贈与する」という日本型バレンタインデーの様式が成立したのもこのころでした。

日本独自のバレンタイン
バレンタインデーとチョコレート

日本でバレンタインデーにチョコレートを贈るようになった起源には諸説ありますが、最も有名なのは『神戸モロゾフ製菓(現在のモロゾフ)』が、東京で発行されていた英字新聞「ザ・ジャパン・アドバタイザー(1936年2月12日付け)」に【あなたのバレンタイン(=愛しい方)にチョコレートを贈りましょう」というキャッチコピーの広告を掲載したことが、確認されている最も古い広告です。

今では、義理チョコ・友チョコなど様々な形で発展し、さらには自分用にもチョコレートを購入してバレンタインデーを楽しむ方も増えています。実は、チョコレートには、ポリフェノール、フラボノール、フラバノールが含まれているので心臓病予防やうつ病予防、認知症予防、がん予防、リラックス効果、紫外線対策、ダイエットなどが期待される健康効果の高い食べ物ってご存知でしたか?

だからといって、毎日大量に食べて良いというものでもないので適量(1日の摂取量として、25~50gまで)を心がけましょう。

皆様のバレンタインデーが素敵な一日となりますように。

月別アーカイブ