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【コラム】銀杏の独特の臭いの理由とは

2018年10月29日
北九州の給食会社 株式会社MOSウイング

北九州の給食会社 株式会社MOSウイング

長かった夏も終わり、今年も残り2ヶ月となりました。寒暖の差が大きく体調を崩しやすい季節ですので、体調管理にはくれぐれもお気を付けください。

さて、この時期になってくると、黄色く染まりはじめた「イチョウの木」を見て秋を感じる方も多いのではないでしょうか。そんな秋を代表する植物であるイチョウの木ですが、熟した実(銀杏)が放つ、思わず鼻をつまみたくなるような臭いが特徴的ですよね。でも、そもそもなぜ銀杏はあんなにも臭いのでしょうか。気になったので調べてみました。

イチョウの並木道

銀杏はなぜ臭い?

銀杏があれほどに強烈な悪臭を放っているのは、動物に食べられないようにするためなんだそうです。つまり銀杏は悪臭を放ち、動物を追い払っているのです。

この悪臭の原因は、「酪酸」と「エナント酸」と呼ばれる成分によるもので、「酪酸」は別名「ブタン酸」とも呼ばれ、人の足の悪臭と同じ成分で、鼻につくような臭いがあります。
また、「エナント酸」は腐敗物のような悪臭を持つ油状液体で、腐った油の臭い成分の一部です。

この二つの物質が混ざり合うことで、あの思わず鼻をつまみたくなるような臭いを作り出しています。この匂いのお陰で、木の実が大好きな日本猿やネズミでさえも銀杏には寄り付かないそうです。

たわわに実った銀杏

ちなみに、銀杏を踏んでしまい臭いが靴についてしまった時は、重曹を溶かした水に数時間つけておけば、脱臭効果の高い重曹の働きによって臭いが取れるそうです。もしも銀杏を踏んでしまったら、是非試してみてはいかがでしょうか。

銀杏を料理に使うには

殻付き銀杏は、フライパンで炒って加熱する方法もありますが、今回はお手軽なレンジ調理の方法をご紹介します。

1. 銀杏の殻にペンチなどでヒビを入れ、茶封筒に入れて封筒の口を2~3回折る。

2. 茶封筒を電子レンジに入れ、600wで40秒加熱する。

3. 殻と薄皮をむき、塩をふる

あとは、炊き込みご飯に入れたり、炒めたりして料理に使いましょう。

食べすぎには要注意!!

独特の臭いとともに秋の風物詩となっている銀杏。茶碗蒸や串揚げ、私たち日本人にはとてもなじみ深い食材ですが、食べ過ぎるとよくないと言われています。

実は銀杏には「4-O-メチルピリドキシン」という毒が含まれ、食べ過ぎると意識を失ったり、神経麻痺を引き起こしてしまうことがあるそうなので、食べすぎにはくれぐれもご注意ください。

銀杏が入った茶碗蒸し

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