4月になってようやく春の日差しが心地よい季節となってきました。コートを脱いで体が身軽になると、なんだか心まで身軽になったような気がします。
そんな春になると食べたくなるものといえば、今が旬の「タケノコ」ですよね。煮物や天ぷら、たけのこご飯と様々な調理法で楽しむことができるタケノコ。もうすでに味わったという方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな春の味覚を代表する食材として知られるタケノコに注目してみました。
タケノコの名産地は?
- 旬を迎えたタケノコ
タケノコの名産地として代表的なものに「乙訓(おとくに:現在の京都府向日市、長岡京市、大山崎町)」と「合馬(おうま):北九州市小倉南区」が挙げられます。なかでも「合馬(おうま)」がある福岡県はタケノコの生産量が日本一なことでも有名です。
そんな福岡県が誇る名産地「合馬」は粘土質の赤土と清らかな水によって柔らかく、えぐみが少なく、甘みのあるタケノコが育ちます。掘りたての新鮮なタケノコはそのまま生でも食べられるそうですよ。
美味しいタケノコの見分け方
- 収穫されたタケノコ
春の味覚には欠かせないタケノコですが鮮度が落ちやすく、収穫した直後からどんどん硬くなり、えぐみが増していくという特徴があります。
美味しいタケノコを選ぶには「うぶ毛がきれいに揃っている」「皮につやがある」「切り口がみずみずしい」ものを選ぶようにしましょう。他にも穂先が緑色になってきているものは食べごろ以上に成長しすぎているのでえぐみが強くなっています。
また、大きさの割に軽く、重さを感じないものは水分がなくなっている場合が多いため、なるべく避けるようにしましょう。
タケノコは栄養たっぷり!
- タケノコ御飯
タケノコはヘルシーで栄養がたっぷりな食べのもとして人気です。主な栄養成分に、たんぱく質、食物繊維、カリウムが挙げられます。豊富な食物繊維は、便秘の予防・改善はもちろんのこと、大腸がんの予防やコレステロールの吸収を抑え、体外に排出してくれるという効果があります。
うれしい栄養素がたくさん詰まったタケノコ。旬の内に食べて春を感じてみてはいかがでしょうか。