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世界のお正月料理

2019年12月18日
北九州の給食会社 株式会社MOSウイング

北九州の給食会社 株式会社MOSウイング

今年も残すところ一ヶ月を切りました。クリスマスや年越しの準備などで忙しくされいる方も多いのではないでしょうか。健やかな新年を迎えられるよう健康管理にはお気を付けください。

さて、新年を迎えるにあたり欠かせないものの一つにお正月料理があります。家族や親戚が集まっておせちやお雑煮を食べるのが私たち日本人の風習ですが、外国では新年のお祝いにどんな料理を食べているのでしょうか。そこで今回は、世界各国のお正月料理に注目してみました。

おせち料理

おせち料理

世界各国のお正月料理

韓国

韓国ではお正月になると家族や親戚が集まって「トックッ」という料理を食べます。トックッは韓国版のお雑煮といえるメニューで、「トッ」はお餅、「クッ」は汁物を意味しています。日本のお雑煮と違いトックッに入っているお餅は粳米で作られているため日本のお餅のように伸びませんが、牛肉や鶏肉からとったダシは優しくほっとする味で、キムチなどと一緒に食べても美味しいそうです。

中国

中国では旧正月にあたる春節(1月下旬~2月上旬)に餃子を食べると縁起がよくなるとされています。その理由は、中国で清の時代まで使われていた貨幣と餃子の形がよく似ていること、また子どもを授かるという意味の中国語「交子(ヂィアォ ヅゥ)」と餃子(チャオズ)の発音が似ていることの両方の意味があるそうです。ちなみに中国で餃子といえば水餃子のことで、焼き餃子は「鍋貼(ゴーティエ)」というそうです。

アメリカ

アメリカでは地域や家庭によって、お正月に食べるものに違いがあるようです。主に南部で食べられているのは「ブラック・アイド・ピー」という煮込み料理で、その名の通りブラックアイドピーという豆を使っています。家庭によって様々な調理方法があり、スープのようなものから全く汁気の無いものまで実に様々。

その他にもブラック・アイド・ピーとジャスミンライスを混ぜ込んだ「ホッピン・ジョン」という料理もあるそうです。アメリカ南部では元旦に粗末な食事をすると、その年は貧乏食になるという言い伝えがあり、大豆のような見た目に黒い模様がついたブラックアイドピーは見かけがコインに似ていることから金運アップに繋がるとされています。

ロシア

ロシアでは「ペリメニ」と呼ばれるシベリア地方の料理が有名です。ペリメニは牛肉や羊肉の挽き肉などの具をモチモチとした皮で包んだ水餃子のような料理です。熱湯やスープで茹で、バターやサワークリームをまぶしていただきます。また、いくつかコイン入りのものを作っておき、当たった人は一年を幸せに過ごせるという、日本のおみくじのようなお楽しみもあるようです。

イタリア

イタリアでは新年のお祝いに「ザンポーネ」という料理を食べます。ザンポーネとは豚足の皮に豚の色々な部位の挽き肉を詰めた肉料理で、レンズ豆の煮込みが添えられます。レンズ豆はイタリアでは「福を呼ぶ」や「金運アップ」の意味を持つ縁起物だそうです。

国や文化ごとに新年のお祝いの料理は様々ですが、どの国の料理も趣向を凝らしたものが多く、新年の幸せを願う気持ちは変わらないことが分かりました。
お正月で家族や親戚が集まった際の話のネタにしてみてはいかがでしょうか。

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