ずいぶんと暖かくなって来ました。今年の夏は過去最高の猛暑となると予測されているそうです。暑くなってくると疲れやすくなり、食欲も低下してしまいますが、暑い夏を元気に乗り切るには、いつも以上にバランスのとれた食生活や水分補給に工夫が必要となります。
今回は、野菜のなかでも高い栄養価で夏の活力源としても注目をあびている”ゴーヤ”を使ったレシピを紹介したいと思います。夏に負けない体づくりをしましょう。
ゴーヤの栄養
沖縄の代表的な野菜として知られているゴーヤですが、独特な苦みと高い栄養価で夏の活力源としても注目をあびています。ゴーヤの栄養には様々な効果があります。
苦味成分のモモルデシチン・チャランチンには血糖値や血圧、コレステロールを下げる効果があります。さらに食欲増進や整腸作用もあります。
ベータカロチンやビタミンC、ビタミンB1、カリウム、リン、鉄分なども豊富に含まれており、貧血の予防、むくみ解消や疲労回復、夏バテに防止にも効果的です。
ゴーヤには、レモンの約2倍、トマトの約5倍にも相当するビタミンCが含まれています。ビタミンCは熱に弱いのですが、ゴーヤに含まれるビタミンCは加熱してもほとんど壊れず残っているため、夏に汗で体外に出され不足しがちなビタミンCの補給にピッタリです。
また、夏は紫外線によるシミ・ソバカスなどの予防のためのビタミン摂取にも最適です。
栄養満点!!ゴーヤ入りとんかつ
夏に向けてのスタミナレシピをご紹介します!
栄養満点!!ゴーヤ入りとんかつ
材料 ( 2人分 )
ゴーヤ:1/2~1/4本
豚ロース(生姜焼き用):6~10枚
生姜:30~40g
塩麹:適量
干し椎茸:2~4枚
にんにく:2~3かけ
卵白:1
全卵:1
片栗粉:少々
薄力粉:適量
パン粉:適量
油:適量
調理方法
2.ゴーヤを半分に切りスプーンで種とワタを取り除き、水でよく洗い1mmくらいの厚みで輪切りにし、すりおろした生姜を合わせます。
3.干し椎茸を一晩水に浸けて戻し(または耐熱容器に干ししいたけと水を入れ、レンジで1分加熱して戻す)絞って水気を切り1~2mm程度の厚みでき切ります。
4.にんにくは1mmくらいに輪切りにして電子レンジで加熱します。
5.生姜を和えたゴーヤを30秒ほど素揚げし、油を切り粗熱がとれたらボウルに入れ、椎茸・にんにく・卵白・片栗粉を入れてよく混ぜ合わせます。
6.5であわせたゴーヤ・椎茸・にんにく(各1~3枚)をロース肉で巻きます。
7.薄力粉・卵・パン粉をつけて油で揚げれば出来上がりです。※油の温度は150度くらいで入れて上げる時点では180度でからりと揚がります。
●塩麹を使うと肉が柔らかくなり旨みが増します。塩・こしょうなどはあえて使わず塩麹で出た豚肉の旨みを利用します。
●お好みで”はちみつ味噌”をつけてお召し上がり下さい。
発酵食品である塩麹は、ビタミンや乳酸菌を豊富に含んでいて、腸内環境を整えてくれる整腸作用、美肌作用、老化防止などが期待される話題の調味料です。また、肉・魚・野菜何でも使え、漬けたりタレ代わりに使ったりと調理法にとらわれない万能調味料です。
最近ではすでに発酵した塩麹が販売されていますが、自宅でも作ることができます。ぜひ、お試しください!
塩麹の作り方
1.麹に対して1/3~1/4程度の塩を混ぜます。
2.ひたひたになるくらいの水を加えます。
3.煮沸消毒した保存容器(タッパー・瓶など)に入れ表面をならし、常温で1~2週間発酵させます。(夏場は約1週間。冬場は約2週間が目安。)
※1日に1回かき混ぜます。
麹の粒が溶けてきて、水分がトロトロになれば発酵した証拠です。蓋をして冷蔵庫で保管します。冷蔵庫で半年間ほど保存可能です。
はちみつ味噌の作り方
1.はちみつ40~50gと味噌(一般的な米味噌)100gをよく混ぜます。
2.煮沸消毒した瓶につめて冷蔵庫で保存します。
バランスのとれた食生活を心がけ、夏へ向けて暑さに負けない体づくりをしましょう。
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