今年もいよいよ残すところあとわずかになりました。新年を迎える日本人にとって欠かせないものといえば「おせち料理」です。今回はお正月に向けて、栄養面から見たおせち料理について少しご紹介したいと思います。
おせち料理(御節料理)とは
お節料理の「節(せち)」とは季節の変わり目とされる「節日(せちにち)」のことをさします。お正月を含めて、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日の月と日が一致する日が節句とされます。おせち料理は、もともとはお正月だけではなく五節句のときに食べるものでしたが、現在ではお正月にだけ食べられるようになりました。
おせち料理には一品一品に、五穀豊穣や家族の安全・健康、子孫繁栄を願う意味が込められています。昔の人々は豊作を願い、感謝する気持ちを込めて、おせち料理に海の幸や山の幸をふんだんに使ったと言います。おせち料理は、野菜やいも、魚、豆類、海藻類など栄養バランスにも長けている料理でもあるのです。
おせち料理の栄養価について
おせち料理は、野菜やいも、豆類、海藻類など栄養バランスも高い料理です。代表的なものをいくつか紹介します。
黒豆 | 黒大豆という大豆の仲間で良質なタンパク質が豊富です。更年期障害や骨粗しょう症対策に効果があります。抗酸化作用もあり、黒の色素であるアントシアニンは目によいとされ、美容や老化防止にも効果があります。 |
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数の子 | ニシンの卵で、卵の塊ごと天日干しにしたり、塩漬けにしたもの。EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)、さらに亜鉛が多く含まれています。EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)は、動脈硬化の予防や脳の活性化にもつながります。魚卵はコレステロールが含まれるので、コレステロール値が高い方は多量の摂取は控えましょう。 |
ごまめ(田作り) | 小型のカタクチイワシを干したもの。カルシウムやミネラルが豊富です。カルシウムの吸収を助けるビタミンDも豊富に含まれています。 | 栗きんとん | 栗やさつまいもには、食物繊維やビタミンCが豊富です。 |
昆布 | カリウム、カルシウム、ヨウ素などのミネラルが豊富で、血中コレステロールの低下や、美肌効果、老化予防などに役立ちます。ヨウ素を摂ることで、甲状腺ホルモンの分泌が促されて働きも活発になります。 |
伊達巻 | 魚や海老のすりみ、卵が使われるので栄養満点。タンパク質が豊富です。 |
海老 | 良質のたんぱく質が豊富で低脂肪。血中のコレステロールを下げ、動脈硬化などの生活習慣病の予防に効果のあるタウリンが豊富に含まれています。 |
甘さ控えめ!!栗きんとん
栗きんとんは、金運と財産を願う縁起物です。砂糖控えめ、さつまいもの自然な甘さを生かした栗きんとんのレシピをご紹介します。
甘さ控えめ!!手作り栗きんとん
材料 ( 4人分 )
栗甘露煮:12ー15粒 さつまいも:350g くちなし:2個 砂糖または、水あめ(お好みで):適量 みりん:大さじ1 甘露煮シロップ:100cc さつまいもの茹で汁:大さじ1~ 塩:ひとつまみ
下準備
調理方法
年末・年始のお休み、ついつい食べ過ぎ、飲み過ぎてしまう時期ですが、バランスのとれた食生活を心がけ、健康管理には十分お気を付け下さい。
MOSウイングは北九州の給食委託会社です。スタッフ一同「皆さまに美味しい食事をご提供し、喜んでいただきたい!」という思いを胸に、日々質の高いサービス提供に努めています。 北九州市内、及び近郊の福祉施設、医療機関、教育機関、社員食堂などの給食委託を中心に、それに付随する業務管理や衛生管理などトータルにサポートしております。 現状のお食事にお悩みのご担当者様、是非一度お気軽にご相談下さいませ。ニーズに応じたきめ細かいご提案をさせていただきます。
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